Markdownの上付き文字と下付き文字
標準のMarkdownには上付き・下付きの記法がないため、<sup> と <sub> を使います:x<sup>2</sup>、H<sub>2</sub>O。数式、Unicode文字、アプリが追加した省略記法も説明します。
要点
Markdownで上付き文字と下付き文字を書くには?
HTMLの <sup> と <sub> タグを使います。x<sup>2</sup> は2を上付きに、H<sub>2</sub>O は2を下付きにします。GitHubやHTMLが使える多くのアプリで使えます。PandocとTyporaでは ^文字^ と ~文字~ も使えます。
Markdown
E = mc<sup>2</sup>、H<sub>2</sub>O表示結果
E = mc2、H2O
上付き文字と下付き文字の例
文字を表示する場所に合わせて方法を選びます。
<sup> で上付き
指数、序数、注の番号に使います。
Markdown
10<sup>-3</sup> 秒、m<sup>2</sup>、注<sup>1</sup>表示結果
10-3 秒、m2、注1
<sub> で下付き
化学式や添字に使います。
Markdown
CO<sub>2</sub>、x<sub>i</sub>、log<sub>2</sub> 8 = 3表示結果
CO2、xi、log2 8 = 3
数式で書く
数式に対応している環境では、ドル記号の中の ^ と _ で正しい数式が書けます。
Markdown
$x^2 + y^2 = r^2$ と $\mathrm{H_2O}$表示結果
と
Unicode文字
上付き・下付きの数字は普通の文字なので、チャットツールを含めどこでも表示されます。
Markdown
x² + y² = r²、H₂O、10⁻³表示結果
x² + y² = r²、H₂O、10⁻³
入れ子と書式
タグの中にはMarkdownやほかのタグを入れられ、タグどうしの入れ子もできます。
Markdown
2<sup>2<sup>2</sup></sup> = 16、価格<sup>**新**</sup>表示結果
222 = 16、価格新
PandocとTypora:^ と ~
Pandocは ^文字^ を上付き、~文字~ を下付きとして扱い、Typoraは設定をオンにすると対応します。GitHubではチルダ1つは取り消し線です。
Markdown
x^2^ と H~2~OPandocとTyporaだけの書き方です。ほかのMarkdownアプリでは表示が異なるため、プレビューはありません。
各サービスでの対応状況
インラインHTMLを残す環境なら、どちらのタグも使えます。
| サービス | 対応 | 補足 |
|---|---|---|
| GitHub / GitLab | 対応 | <sup> と <sub> が使え、数式の ^ と _ も使えます。 |
| Obsidian | 対応 | 閲覧画面で <sup> と <sub> が使えます。 |
| Typora | 対応 | タグが使え、設定をオンにすると ^文字^ と ~文字~ も使えます。 |
| Notion | 非対応 | 入力記法はなく、インライン数式かUnicode文字を使います。 |
| Discord / Slack | 非対応 | 上付き文字はなく、² などのUnicode文字は表示されます。 |
よくある質問
Markdownに上付き文字の記法はありますか?
CommonMarkとGitHub Flavored Markdownにはありません。HTMLが使える環境では
<sup> と <sub> を使い、PandocとTyporaでは ^文字^ と ~文字~ も使えます。GitHubで上付き文字を書くには?
<sup> を使います:x<sup>2</sup>。GitHubは数式にも対応しているので、$x^2$ でも書けます。~文字~ が下付きではなく取り消し線になるのはなぜですか?
~文字~ が下付きではなく取り消し線になるのはなぜですか?GitHub Flavored Markdownでは、前後にチルダを1つずつ置くと取り消し線になります。下付き文字には
<sub> を使います。化学式を書くには?
<sub> を使うか(H<sub>2</sub>O)、数式で書きます($\mathrm{H_2O}$)。₂ のようなUnicodeの下付き数字は普通の文章でも使えます。DiscordやSlackで上付き文字を使うには?
どちらにも上付き文字の機能はありません。² や ³ などのUnicode文字を入力すれば、どこでも表示されます。