Markdownのエスケープ
記号の前にバックスラッシュを付けると、その記号がそのまま表示されます。\* は斜体の開始ではなくアスタリスクとして表示されます。エスケープできる文字と、記号を文字として表示するほかの方法を説明します。
要点
Markdownで記号をエスケープするには?
文字の直前にバックスラッシュ \ を付けます。\*斜体ではない\* はアスタリスクが表示され、行頭の \# は見出しにならず文字のままです。ASCIIの記号はすべてこの方法でエスケープできます。バッククォートの中ではエスケープは不要です。
\*斜体ではない\*
\# 見出しではない
`*そのまま表示*`表示結果
*斜体ではない*
# 見出しではない
*そのまま表示*
エスケープの書き方と例
バックスラッシュ、インラインコード、HTMLエンティティの3つで、すべての場合に対応できます。
エスケープできる文字
ASCIIの記号ならどれでもバックスラッシュのあとに書けます。英字や数字の前のバックスラッシュはそのまま表示されます。
\\ \` \* \_ \{ \} \[ \] \< \> \( \) \# \+ \- \. \! \| \~
\n と \d はバックスラッシュが残ります。表示結果
\ ` * _ { } [ ] < > ( ) # + - . ! | ~
\n と \d はバックスラッシュが残ります。
リストや引用に見える行
リスト、見出し、引用のように始まる行も、バックスラッシュを付ければ普通の文字のままです。
2024\. いい年だった
\+ リストではない
\> 引用ではない表示結果
2024. いい年だった
+ リストではない
> 引用ではない
コードではエスケープ不要
バッククォートやコードブロックの中は、バックスラッシュも含めてすべて入力したとおりに表示されます。
`**bold**` と `C:\Users\name`表示結果
**bold** と C:\Users\name
HTMLエンティティ
名前や番号のエンティティで、HTMLとして読まれてしまう文字や入力しにくい記号を表示できます。
<div> はタグ名として表示されます。
© 2026 · 5 × 3 · *表示結果
<div> はタグ名として表示されます。
© 2026 · 5 × 3 · *
表の中の縦線
表のセルの中の縦線は、インラインコードの中でもエスケープが必要です。
| 演算子 | 意味 |
| --- | --- |
| `a \| b` | a または b |表示結果
| 演算子 | 意味 |
|---|---|
a | b | a または b |
ドル記号
数式が有効な環境では、$ が数式の始まりになることがあります。金額を表示するときはエスケープします。
りんごは\$5、梨は\$8です。表示結果
りんごは$5、梨は$8です。
よくある質問
Markdownでエスケープできる文字は?
\ ` * _ { } [ ] < > ( ) # + - . ! | ~ のほか、$、%、&、@ なども含まれます。英字、数字、空白の前のバックスラッシュはそのまま表示されます。バックスラッシュ自体を表示するには?
\\ で1つのバックスラッシュが表示されます。バッククォートの中なら1つで足ります。バックスラッシュが表示されてしまうのはなぜですか?
HTMLタグを文字として書くには?
<div> のように < と > を使うか、タグをバッククォートで囲みます:`<div>`。単語の中のアンダースコアはエスケープが必要ですか?
snake_case_name のような単語の中のアンダースコアで斜体は始まりません。行頭の数字をリストにしないためには?
2024\. いい年だった。箇条書きの記号は記号自体をエスケープします:\- リストではない。斜体にせずにアスタリスクを表示するには?
\*。アスタリスクが書式になる条件はMarkdownの斜体で説明しています。