Markdownの脚注
注を付けたい位置に [^1] を書き、下のどこかに [^1]: 注の文。 を書きます。ラベル、長い注、同じ注の再参照、脚注に対応するアプリを説明します。
要点
Markdownで脚注を付けるには?
語句のあとに角括弧、キャレット、ラベルを [^1] のように書き、同じラベルとコロンで注を1行で定義します:[^1]: 注の文。 注は番号順に文書の最後へまとめられ、本文へ戻るリンクが付きます。
脚注の書き方と例
脚注はGitHub Flavored MarkdownとPandocの記法です。参照と定義は同じラベルを使えば対応します。
名前付きの脚注
ラベルには単語も使えます。表示される注は、最初に参照された順に番号が振られます。
複数段落の注
注の2段落目以降は空白4つで字下げします。
同じ注を何度も参照する
同じラベルを使うと同じ注を指します。注には参照ごとに戻るリンクが付きます。
定義を書く場所
定義はどこに書いてもよく、段落の直後にも書けます。注は常に文書の最後に表示されます。
注の中の書式
注には普通の段落と同じく、リンク、コード、強調を使えます。
Markdown
npmでインストールします。[^npm]
[^npm]: `npm install` を実行するか、[npmのドキュメント](https://docs.npmjs.com)を参照してください。表示結果
npmでインストールします。1
Footnotes
-
npm installを実行するか、npmのドキュメントを参照してください。 ↩
インライン脚注
PandocとObsidianでは、注の文を文中に直接書けます。ほかのレンダラーではそのまま表示されます。
Markdown
水は100 °Cで沸騰します。^[海面の気圧の場合。]PandocとObsidianだけの書き方です。ほかのMarkdownアプリでは表示が異なるため、プレビューはありません。
各サービスでの対応状況
脚注は拡張記法なので、対応は広いもののすべてではありません。
| サービス | 対応 | 補足 |
|---|---|---|
| GitHub | 対応 | ファイル、Issue、PR、コメントで使え、戻るリンクも付きます。 |
| GitLab | 対応 | ファイル、Issue、マージリクエストで使えます。 |
| Obsidian | 対応 | 脚注と、^[文字] と書くインライン脚注に対応しています。 |
| Qiita / Zenn | 対応 | どちらも脚注に対応しています。 |
| Discord / Slack | 非対応 | 脚注はなく、角括弧がそのまま表示されます。 |
よくある質問
GitHubは脚注に対応していますか?
対応しています。ファイル、Issue、プルリクエスト、コメントで使え、注は最後にまとめて表示され、各参照へ戻るリンクが付きます。
脚注が表示されないのはなぜですか?
参照の
[^1] と定義の [^1]: 文 の両方が同じラベルでそろっていないと表示されません。定義は行頭に書き、角括弧の直後にコロンを置きます。脚注の表示位置を指定できますか?
できません。レンダラーはすべての注を文書の最後に集め、最初に参照された順に並べます。
脚注のラベルは数字でなければなりませんか?
数字でなくてもかまいません。
[^source] のように空白を含まないラベルなら使え、表示はやはり番号になります。脚注にリンク、コード、リストを入れられますか?
入れられます。インラインの書式はそのまま使え、空白4つで字下げした行で段落、リスト、コードブロックを追加できます。
脚注は標準のMarkdownですか?
CommonMarkには脚注がありません。GitHub Flavored Markdown、Pandoc、Obsidian、多くのサイトジェネレーターが拡張として追加しています。
インライン脚注はどう書きますか?
PandocとObsidianでは文中に
^[注の文] と書けます。GitHubは対応していません。WordやPDFに書き出しても脚注は残りますか?
Markdown Word 変換ではWordのページ下部の脚注になり、Markdown PDF 変換では文書の最後に印刷されます。